尾藤スマイル

翠巒クラブ

隊長です。

今からちょうど30年前の1981年3月の第53回選抜高等学校野球大会
高崎高校がはじめて甲子園に出場した大会です。

野球部は、三学期の終業式をむかえる前に甲子園に出発。
秋の関東大会終了後、ゲームから遠ざかっていたので
兵庫県の高校などとゲームをして調整。
抽選会や甲子園練習なども・・・

そんなある日の晩
高崎高校の宿舎に選手を激励しに来てくれたのが、
当時の箕島高校の尾藤監督。

1979年の夏の甲子園で
星稜高校と球史に残る延長18回を戦い
4×3でサヨナラ勝ち。
決勝で池田高校を破り春夏連覇を飾った名監督。

テレビではなく、間近で見た尾藤監督は、
背は、あまり大きくなかったけれど
真っ黒に日焼けした顔で、
ニコニコしながら選手に声を掛けてくれました。

まさに「尾藤スマイル」!

群馬の高校生にとっては、はじめて見る有名人!?
みんなで興奮したことを憶えています。

そんな監督の訃報をニュースで昨日聞きました。

和歌山県からだいぶ離れた群馬にも
尾藤監督の笑顔を
心の宝物といて大事にしていた”昔の高校球児”がいます。

享年68歳。
まだまだ、若いのに残念です。
ご冥福をお祈りいたします。

2011/3/8